2012年7月3日火曜日

ココロの声




普段は極力声に出さないようにしているが、ココロの声がだだ漏れになる時がある。
疲労困憊か寝不足のあまり、不本意にも思慮が浅くなった時だろう。
今はまだ信号待ちで意識が飛ぶレベルではないが、そこに向かって爆進中である。
そんな折に思うコトがある。
辞めよう、と。
自分はともあれ、自分の子供でもおかしく無いような同僚を見ていて、彼らが自分の趣味や興味の範囲ではなく、古風に言えば人並みに、今風に部分的に抽出すればリア充になれるのかと考えると、まず持ってムリだろうと思う。
やっているコトの中身は確かに面白いし充実している。
やり甲斐もある。
ただ、取り巻く業界、恐ろしい程評価されない。
それにふさわしいオヒネリでも貰えているなら我慢も出来ようが、時間が無い金が無いとなれば、必然的にこの業界から消えて行く。
自分で言うのも何だが、自分の年迄雇われでこの業界にいる人間は殆どいない。
いるとすれば、齢重ねたからと現場から離脱したニンゲンだけだ。
カネが無くても時間がアレば蛇の道は蛇。
やれるコトはいくらでもある。
しかし、それ以上に時間が無い。
若いうちは睡眠時間を削れるが、それが出来なくなる時がある。
その時気付くのだ。
現実と今後の行く先を。
その限界と見極めを見誤ったニンゲンは、ロシュ限界で崩壊するか重力の井戸の底まで落ちて行く。
行き先はゲヘナ。
殺られるか死ぬか。
蜘蛛の糸でも垂れてくるなら是が非でも手繰り寄せるが、その糸も遥か彼方まで来てしまった。
そして、漆黒の変わらない日常が続く。
救いは瀬菜という輝きが傍にいるコトだろう。
まだ道は照らされている。
路傍の石と成り果てるまでには、今暫くの猶予はありそうだ。

瀬菜、父ちゃん頑張るからな。( ̄、 ̄*)zzz。o○